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夜を楽しく

 ドリス・デイとロック・ハドソンが
主演した映画「夜を楽しく」の
主題歌が登場した。
ドリス・デイが歌ったもの。
当時、ドリス・デイの他に、
ロック・ハドソンが歌ったものも
シングルで発売されたが、
珍しい録音で、
今ではコレクターズ・アイテムになっている。
 この時代、レコーディング・アーティストが
出演して、劇中歌うような場合、
それは映画のために歌うものであって、
後にスタジオでレコード用には
別に録音するのが普通だった。
70年代、80年代、
音楽の力が見直されたり、
プロモーション・ヴィデオの普及などにより、
こうしたメディアの力を利用するようになり、
レコード用に録音した音源を
そのまま映画でも使用するようになったのとは
大きな違いである。
 「夜を楽しく」も映画の中で歌われる
録音とレコードの録音は違う。
映画で使われた録音は、
外国では公式に発売されたこともある。
このような例としては
ディーン・マーティン、リッキー・ネルソンの
「リオ・ブラヴォー」、
エルヴィスの「闇に響く声」、「監獄ロック」、
ソフィア・ローレンの「月夜の出来事」、
「パット・ブーンの「四月の恋」や、
他に「先生のお気に入り」、
「OK牧場の決闘」などがある。
# by musicsfukuoka | 2010-01-18 20:09 | 洋楽

望みを高く

 フランク・シナトラが主演した
映画「浪も涙も暖かい」の中で
歌われた「望を高く」が
「ユア・ヒット・パレード」に入ってきた。
大ヒットにはならなかったが、
印象に強く残った。
この歌は後にアメリカ大統領選の
応援歌として使われるほど、
素晴らしい曲でもある。
映画では息子役の
エディ・ホッジスとデュエットした。
レコードとは違う録音の
映画ヴァージョンも
後に外国盤で出たことがある。
# by musicsfukuoka | 2010-01-12 18:21 | 音楽

おゝキャロル

 ニール・セダカの「恋の片道切符」の
B面に収められていた
「おゝキャロル」が1月に
ヒット・パレードに入ってきた。
日本ではB面だが、
本来アメリカではこちらがA面で、
9位まで上がったヒット曲だった。
「おゝキャロル」のキャロルとは、
当時ニール・セダカの
ガール・フレンドだった
キャロル・キングのことで、
キャロル・キングも
ニール・セダカと同じように曲を作り、
自分でも歌っていた。
そのキャロル・キングは
ニール・セダカに対し、
同じ旋律で「おゝニール」という
アンサー・ソングを出している。
この曲はアメリカでもヒットはしなかった。
1970年代ころまで、
オールディーズ・ファンの間では
よく知られている話だったが、
このレコードは
マイナー・レーベルでもあったために、
日本でレコードを所有している人は
3人までは確認されているが、
それ以上は持っている人は
いないだろうと言われていた。
その後のオールディーズ・ブームなどにより、
コレクターズ・アイテムとして
コレクター向けレコードやCDで復刻され、
入手はそんなに難しくはなくなった。
 当時、ステレオ録音されたものでも、
シングル盤は、モノーラルに
ミックスして発売されるのが普通だった。
「恋の片道切符」も「おゝキャロル」も
シングルはモノーラルだった。
この2曲は1959年7月31日に録音された。
「おゝキャロル」のステレオ・テイクは
アメリカではアナログ時代にも
出たことはあるがCDでは
1990年に初めて公式盤で発売された。
「恋の片道切符」はアナログ盤でも
CDでも発売されたことはない。
通常、この2曲ともエコー処理による
疑似ステレオ・テイクが発売されていて、
マスター・テープもすでに
この疑似ステレオに差し替えられている模様で、
オリジナル・シングルの
モノーラルの音はアナログ時代の後半から、
長い間発売されていない。
# by musicsfukuoka | 2010-01-10 15:31 | 音楽

1月4日付け「今週のベスト・テン」順位

 1 谷間に三つの鐘が鳴る ブラウンズ
 2 白銀は招くよ トニー・ザイラー
 3 恋のブルース
     フリップ・ブラック&ザ・ボーイズ・アップステアーズ
 4 恋の片道切符 ニール・セダカ
 5 情熱の花 カテリーナ・ヴァレンテ
 6 渚にて ハリウッド・スタジオ・オーケストラ
 7 匕首マッキー ボビー・ダーリン
 8 カラーに口紅 コニー・フランシス
 9 ある恋の物語 トリオ・ロス・パンチョス
10 魅惑の渚 アイランダース
# by musicsfukuoka | 2010-01-04 14:48 | 音楽