5月に映画が公開されるや、
殆ど同時にヒット・パレードに登場したのが「黄金の腕」。 フランク・シナトラ、キム・ノヴァク、 エリナー・パーカーが出演した オットー・プレミンジャー監督の作品は、 それまでタブーとされていた 麻薬患者をテーマにしたもので、話題になった。 音楽はエルマー・バーンステインが モダン・ジャズのスタイルで書き、 サウンド・トラックでも指揮を担当し、 演奏には映画にも顔を出した ショーティ・ロジャースやシェリー・マンらがあたった。 ヒット・バレードには何種類かが登場した。 まず、本命盤としてサウンド・トラック盤がヒットした。 エルマー・バーンステイン楽団とクレジットされた サウンド・トラック盤は、 アルバムに収められた 「フランキー・マシーン」という楽曲を再編集して シングル・テイクとした。 サウンド・トラック盤に続くヒットとなったのは S盤のリチャード・マルトビー楽団。 ラジオの「S盤アワー」の人気が 後押しをした形だった。 アメリカでもこの二つが人気を争ったが、 リチャード・マルトビー楽団が14位、 エルマー・バーンステイン楽団が16位まで上がった。 他にディック・ジェイコブス楽団も22位まであがった。 この曲にはダニー・ケイ夫人の シルヴィア・ファインが詞をつけ、 「デライラ・ジョーンズ」というタイトルになってもヒットしている。 「モリー・オー」というタイトルもある。 有名なのはマクガイア・シスターズのレコード。 アメリカでは37位まで上がっている。
by musicsfukuoka
| 2006-05-22 14:56
| オールディーズ
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