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1956年4月の出来事から

16日(月)
 NHKがテレビで「チロリン村とくるみの木」
放送開始。

18日(水)
 グレース・ケリー、
モナコ大公と結婚。

 このころ、ポータブル・ラジオの
普及率が世界第二位だった。
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by musicsfukuoka | 2006-04-30 16:24 | 洋楽

パティ・ペイジ

 私がパティ・ペイジのレコードを初めて買った時は、
彼女のレコードは日本のキング・レコードに
発売権が移っていた。

 最初に買ったレコードは
4曲入りのシングル盤で、
お目当ての曲は「わが道を往く」だった。
 これは映画「エルマー・ガントリー」の中で
彼女が歌ったもので、
このレコードをきっかけに
パティ・ペイジが好きになった。
もちろん「テネシー・ワルツ」や「ワン・ワン・ワルツ」、
「涙のワルツ」などは知っていたが、
本格的に好きになるきっかけの曲だった。
 LPを初めて買った頃は、
マーキュリー・レコードは
日本フィリップス・レコードが発売していた。
そして、その頃はチャートを賑わす
パティ・ペイジとしては全盛期を過ぎていた。
当然、日本フィリップス時代は
ベスト盤の発売が中心だった。
私が買ったLPも
「パティ・ペイジのすべて」というベスト盤で、
疑似ステレオ盤だった。

 日本フィリップスは
当初日本ビクターの
1グループとしてスタートしたが、
やがて日本フォノグムとして独立した。
日本フォノグラム時代、
パティ・ペイジのアルバムは、
オリジナルがジャズ・ヴォーカルのシリーズで
発売されたこともあったが、
たいていはベスト・アルバムだった。
何度もベスト・アルバムは出たが、
毎回曲目はかわりばえがしなかった。
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by musicsfukuoka | 2006-04-29 16:39 | 洋楽

マーキュリー・レコード

 1956年当時、日本でもレコードが発売されていながら、
ほとんどヒットしていない例がある。
プラターズとパティ・ペイジ。
いずれもマーキュリー・レコードである。
 1956年当時、マーキュリー・レコードは
日本マーキュリー・レコードが発売していた。
日本マーキュリーの前身はタイヘイ・レコードで、
そのまた前身まで遡れば
大正時代から邦楽を発売していた。
東海林太郎、瀬川 伸、岡晴夫、田端義夫などから
新人だった松山恵子や藤島恒夫などがヒットを出した。
 
 1951年にアメリカのマーキュリー社と契約し、
翌1952年に社名変更し、
日本マーキュリーとした。
 パティ・ペイジの「テネシー・ワルツ」は
レコード番号J-5で発売され、ヒットを記録している。
このヒットでパティ・ペイジも人気歌手となった。
パティ・ペイジは1956年には
アメリカでは7曲のヒットを放っている。順に
11 Go On With The Wedding
73 Too Young To Go Steady
80 My First Formal Gown
2 Allegheny Moon
93 The Strangest Romance
11 Mama From The Train
87 Every Time I Feel His Spirit
 日本でも人気があったパティ・ペイジの曲が
1956年には1曲もヒットしなかったのはなぜだろう。
確かに現在でもパティ・ペイジと言えば、
「テネシー・ワルツ」や「ワン・ワン・ワルツ」、
「涙のワルツ」くらいしか、知られていないのではないだろうか。
パティ・ペイジはアメリカではマーキュリー時代だけでも
80曲近いヒットを出している。
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by musicsfukuoka | 2006-04-27 15:48 | オールディーズ

1956年のアメリカの TOP Artists

 ジョエル・ウィッツバーンが集計した1956年、
アメリカでのTOP Artists によると
 1 エルヴィス・プレスリー
 2 パット・ブーン
 3 プラターズ
 4 ペリー・コモ
 5 ナット・キング・コール
 6 フォー・ラッズ
 7 ゲール・ストーム
 8 ビル・ヘイリー
 9 エディ・フィッシャー
10 ファッツ・ドミノ
11 テレサ・ブリューワー
12 フランク・シナトラ
13 パティ・ペイジ
14 マクガイア・シスターズ
15 フォー・エイセス
16 ロウレンス・ウェルク
17 ガイ・ミッチェル
18 ディーン・マーティン
19 リトル・リチャード
20 レス・バクスター
 以上の中で、ミュージックス福岡の集計による
1956年の日本のヒット・チャートに
顔を出していないアーティストは
 2 パット・ブーン
 3 プラターズ
 5 ナット・キング・コール
 7 ゲール・ストーム
10 ファッツ・ドミノ
13 パティ・ペイジ
14 マクガイア・シスターズ
16 ロウレンス・ウェルク
17 ガイ・ミッチェル
19 リトル・リチャード
 この中で、パット・ブーン、ゲール・ストーム、
ファッツ・ドミノ、リトル・リチャードは
日本発売は1957年スタートしたので、
56年時点では発売されていない。
ということで、日本でレコードが発売されていたけれども
ヒットには至らなかったのは
 3 プラターズ
 5 ナット・キング・コール
13 パティ・ペイジ
14 マクガイア・シスターズ
16 ロウレンス・ウェルク
17 ガイ・ミッチェル
 ナット・キング・コールは順位的には高いが、
この年は印象的な大ヒットがなく、
日本ではヒットが出なかったと推測できる。
問題なのはプラターズとパティ・ペイジである。
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by musicsfukuoka | 2006-04-25 19:22 | オールディーズ

当時

 1956年4月といえば、
ラジオでヒット・パレードが始まって
ようやく半年が過ぎた頃。
 戦争の傷跡は随分薄れてきたとはいえ、
まだまだ人々の生活は苦しかった。
そんな頃の人々の娯楽の中心は
家庭にあってはラジオであり、
世の中では映画だった。
そして、映画も音楽の重要な情報源だった。
ラジオはこの映画のパワーを
ヒット・パレードに持ち込み、
日本独自のヒット・パレードを作り出したといえる。

 一方、外国のヒット曲を紹介するレーベルも、
数は多いとはいえなかったが、
世界の代表的なレーベルは
日本でも発売を開始していた。
特にビクターのS盤、
コロムビアのL盤は
ヒット・パレード独占といった感じだった。
テイチクのデッカも、
ビクター・ヤング楽団の「エデンの東」をはじめ、
映画音楽関係に強さをみせていた。
キングが契約していた
キャピトルもヒットを出していたし、
東芝のエンジェルも
シャンソンのヒットを出していた。

 ラジオ番組「S盤アワー」、
「L盤アワー」に遅れをとった
「P盤アワー」のポリドールは
やや印象が弱かった。
ポリドールはコーラル・レコードも発売していたが、
このコーラルからは
テレサ・ブリューワーなどが頑張ったものの、
アメリカでの活躍に比べれば、
日本での評価はとても低かった。
これはレコード会社自体の
パワーにも関係していたのだろうか。
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by musicsfukuoka | 2006-04-24 15:53 | 洋楽

「神秘の扉」

 「神秘の扉」は映画「理由なき反抗」が公開された
4月から「ユア・ヒット・パレード」(東京・文化放送)に登場したが、
短期間で一端姿を消し、
またすぐに返り咲き、7月には
最高10位まで上昇した。
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by musicsfukuoka | 2006-04-07 20:03 | 洋楽

「神秘の扉」の神秘

「ユア・ヒット・パレード」(東京・文化放送)で4月21日
「神秘の扉」が初登場している。

 当時、私はまだ「ユア・ヒット・パレード」を聴いたことはなく、
後に集めたデータによっている。
 「神秘の扉」は聴いたことがないと思う。
思うというのはこの曲の詳細については不明で、
当時、他の番組などで聴いたことがあるかも知れないからである。

 「神秘の扉」は私の記録によると
パーシー・フェイス楽団の演奏で、
ジェイムス・ディーンが主演した
映画「理由なき反抗」の音楽らしいのだが、
当時、パーシー・フェイス楽団の「神秘の扉」の
レコードが発売された形跡が見あたらない。
SP盤(L盤)での発売リストにはない。
4曲入りEP盤でも出ていない。
LPも調べたが、この曲が収録されたアルバムは見あたらない。
 当時、EP盤やLPで、
スクリーン・テーマ集というオムニバス盤が
シリーズで発売されているが、
「神秘の扉」が収録されたことはない。

 ヒット・パレードの記録やデータは、
曲名や演奏者だけではなく、
レコード・レーベルやレコード番号も残してほしいと思う。

 アーティストは何度も同じ曲を録音する場合がある。
どの演奏がヒットしたのか、
しっかり記録として残しておくべきだと思う。

 「ユア・ヒット・パレード」は数々の名曲を
独自の紹介方法によって、後世に残してきた。
「エデンの東」の超ロング・ヒットも、
この番組がなかったら生まれなかったと思う。
 「ユア・ヒット・パレード」のアナウンサーだった
茂木幹弘さんは「エデンの東」の印象を強くするために、
映画からセリフを録音して、音楽にかぶせて放送したと、
裏話を紹介しておられるが、そんなことが、
日本未発売のディスクを使用したりしたのかも知れない。
「神秘の扉」に関してはオリジナルのタイトルすら分からない。

 最近は多少改善されたが、
音楽業界誌「オリコン」でさえ、
レコード・レーベル、レコード番号については完璧ではない。
その時は、まだみんなの記憶にあるので、
なんでもないことが、時が経つにつれて、
発売元が変ったり、ラジオ番組の場合は
担当者が替わったりして、
だんだんわからなくなる。
こういう仕事に携わる人は、
こんな点にも注意を払って欲しいと思っています。
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by musicsfukuoka | 2006-04-06 20:35 | 洋楽