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「野郎どもと女たち」のレコード

 「野郎どもと女たち」の映画では15曲が歌われた。
マーロン・ブランドとジーン・シモンズの歌は、
それぞれのソロが1曲ずつと、
デュエットが3曲あった。
 このうちデュエット3曲と、
マーロン・ブランドのソロ1曲は
デッカ・レコードからEP盤で発売されたが、
他の曲はフランク・シナトラが
別の会社の専属関係などもあって、
まとまったサウンド・トラックLPとしては発売されなかった。

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 アルバムとしてはイギリスで
「コール・ミー・マダム」とのカップリングで発売されただけだった。
 日本では当時、デッカ・レコードと契約していた
テイチクが4曲入りEPを発売した。
やがてデッカ・レコードはMCAとして再生する。
日本でも日本ビクターが新しく契約を交わした。
そして1975年にデッカの貴重な録音をまとめた
「ハリウッド玉手箱」というLP5枚組の
ボックス・セットが発売された。
このセットは高い評価を呼び、
ぜひCD化を、との声も多く、ついにCD化もされた。
しかし、CD化にあたり、11曲が
権利の関係で収録できなくなっていて、
他の曲に差し替えられた。
その中の1曲に「野郎どもと女たち」から選ばれた
マーロン・ブランドとジーン・シモンズのデュエットによる
「恋する女」も入っていた。
 「野郎どもと女たち」はブロードウェイで何度も上演され、
その都度オリジナル・キャスト盤が作られたりしたが、
結局マーロン・ブランドの映画版は
EP盤が発売されただけだった。
 CDの時代になって、レコード盤起しの
マニア向けCDとして出たことはあるが、
公式盤としては出たことがない。欲しい。
by musicsfukuoka | 2006-03-09 16:21 | オールディーズ
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